血圧は常に動いている
血圧は一日を通じて上下します。運動、食事、ストレス、睡眠――どれも数値に影響を与える要素です。だからこそ「できるだけ同じ条件で測る」ことが、信頼できるデータを得るコツになります [1]。
朝に測る意味
朝の血圧は、その日の基準になる重要な指標です。起床直後は薬や食事、ストレスの影響をまだ受けていないため、比較的「素の状態」の数値を知ることができます。研究でも、朝の高血圧は心筋梗塞や脳卒中のリスク増加に直結すると報告されています [2]。

夜に測る意味
一方で夜は、一日の疲れや食事、飲酒、入浴などの影響が色濃く出ます。これは見方を変えればメリットで、隠れ高血圧(仮面高血圧)を見つけやすい時間帯でもあります [3]。診察室では正常なのに、家庭で夜だけ高い――そんなケースも少なくありません。
両方測るのがベスト
実際には「朝と夜の両方を測る」のが理想です。薬の効き方や日中の血圧変動を把握でき、医師の診断にも役立ちます。数日間の平均値を記録しておくと、単発の数値よりもはるかに正確に体の状態を反映します [4]。
プロのヒント
- 朝は「起床後1時間以内・排尿後・朝食や薬の前」に測定
- 夜は「就寝前、リラックスした状態」で測定
- 1回に2回測り、平均値を残す
- 手書きの血圧手帳やアプリを使い、必ず記録に残す
まとめ
朝と夜の両方を測定することで、血圧の全体像が見えてきます。家庭での記録を積み重ねることは、未来の健康を守る確かな武器になります。
よくある質問(FAQ)
朝と夜どちらか片方だけでは不十分ですか?
片方だけでも参考になりますが、両方測った方が診断の精度は高まります。
日中に測定する必要はありますか?
特別な理由がなければ不要ですが、体調が悪い時や強いストレスを感じた時には有効です [5]。
どのくらいの頻度で測るのが理想ですか?
毎日がベストですが、最低でも週3日、朝晩の測定を続けることが推奨されています [6]。
🩺 血圧管理は朝と夜の習慣から
家庭血圧は未来の健康を守る大切なデータです。
医師も推奨する家庭用血圧計で、毎日の変化をしっかり記録しましょう。
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- 日本高血圧学会 – 家庭血圧測定のすすめ — https://www.jpnsh.org/guideline/home-bp.html
- Mayo Clinic – Blood pressure test: preparing and measuring — https://www.mayoclinic.org/tests-procedures/blood-pressure-test/about/pac-20393098
- American Academy of Family Physicians – Home blood pressure monitoring is superior to office-based measurement for identifying masked hypertension — https://www.aafp.org/pubs/afp/issues/2021/0900/p237.html
- Harvard Health Publishing – When to measure blood pressure — https://www.health.harvard.edu/heart-health/when-to-measure-blood-pressure
- Cleveland Clinic – Home blood pressure monitoring: why, when and how — https://my.clevelandclinic.org/health/diagnostics/16330-home-blood-pressure-monitoring
- National Heart, Lung, and Blood Institute – High blood pressure: diagnosis — https://www.nhlbi.nih.gov/health/high-blood-pressure/diagnosis